原付ベトナム縦断(ならず)1日目、2日目

3月7日から3月17日まで友人と二人でベトナムに行ってきた。

今更ながらまとめたいと思う。

 

・1日目 ハノイ

関空を出発して6時間、ハノイノイバイ国際空港に到着した。最初の難関は空港からの脱出だが早速ベトナムの手厚い洗礼をうけた。

ノイバイ国際空港からハノイ旧市街までは自動車でも30分ほどの距離がある。そこでgrabという配車アプリを用いてタクシーでハノイ市街まで行こうということになった。タクシーを呼んで到着口前で待っていたのだが、なかなか呼んだタクシーが来ない。ふと駐車場を見るとなにやら運転手が手を振っていたので携帯電話に表示された画面を見せてこの車かと聞くとそうだと言う。ナンバープレートが違ったのでここで断ればよかったのだが、英語が通じて安心してしまったのと乗れ乗れというので乗ってしまったのが失敗だった。

車に乗り込むとなぜか助手席にも人が乗っていた。空港から出るためのバイパスに乗るとすぐ路肩に寄せられ、クレジットカードは持っているかと聞かれた。どう考えてもおかしいのでクレジットカードは持っていないと言い張り続けて10分、ようやく車が動き出したのだがなぜか空港の到着口に戻されてしまった。どういうことかと聞くと新しい運転手を探してきてもらえるらしい。

5分待てと言われ正直待っている間に逃げようとも思ったが、悩んでいる間に運転手を連れてきてしまった。かなり怪しかったもののこのまま空港から出れないのもまずい。もう多少ぼったくられても諦めることにしてタクシーに乗り込んだ。乗り込んでからタクシーの運転手に英語が全く通じないことに気づいた。カビたパンを食べながら運転しているので不安しかなかったが、しかし特にぼったくられることもなく、無事旧市街についた。

 

ベトナムはかつてフランスの植民地で未だに西洋風の建物が残っている。1日目のホテルはこの聖ヨセフ大聖堂のとなりだった。

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聖ヨセフ大聖堂

早速驚いたのが犬だった。野良犬なのか飼い犬なのかわからない犬があらゆる場所に放し飼いになっていた。

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紐に繋がれた犬は一匹も見なかった。

初日の夕飯はブンチャーを食べた。つくねのはいった汁に大量の香草をいれ、麺をつけて食べる。正直これはベトナムで一番美味しかったと思う。初見は机に無造作に置かれている香草に抵抗があったのだが、美味しいので気にならなくなってしまった。

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Bún Chả Đắc Kim

このあと水上人形劇を見て旧市街まわりを散策した。途中果物売りのババアに20万vdnぼったくられた。いい勉強になったということにしたい。

そのあとPho 10でもう一食。ベトナムはあらゆる飯がうまい。

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Phở 10 Lý Quốc Sư

さらに旧市街で酒。ベトナムは酒が安く店で飲んでも90円ほどで済む。料理も1品500円から1000円程度だった。

ハノイの夜も楽しんだのでホテルへ戻る。ホテルはツイン1泊で630k vdn、およそ3000円である。ベトナムのホテルは基本的にタイル張りのシャワールームで湯船はないらしい。個人的にユニットバスよりシャワールームのが広くて好みだった。

 

・2日目 ハノイ→タインホア

この旅の目的は原付ベトナム縦断である。観光などをしている暇はないので早速バイクを手に入れるために外に出た。

調べたところ旧市街から5km離れたカウザイ区にMinh Motorbikeなる中古バイク売り場があるらしいので早速そこへ向かった。grabタクシーに再挑戦し無事到着した。

探していた店の通りは中古バイク屋が何件も立ち並ぶ商店街になっていた。とりあえずバイク屋に話しかけるも英語がわからない。困っているとなぜかよくわからないばあちゃんが来て英語が話せないにもかかわらず仲介をしてくれた。2万円でバイクを探していると伝えると、まわりにある色々なバイク屋から持ってきてくれた。数十メートル試乗させてもらい、特に問題なさそうだったので購入した。(これが後々大変なことになる。)とりあえずガソリンスタンドで見よう見まねで給油してもらい、ハノイをあとにした。

 

ハノイから次の街タインホアへは1号線ではなく21号、12号経由で向かうことにした。いきなり原付で1号線を走るのは怖かったのと、交通警察を避けるためである。

しかしこの21号はかなりの山道であった。ここで私の原付が不調であることに気づいた。スロットルをある位置以上回しすぎると、エンジンが息切れして止まってしまう。とんだバイクを買ってしまったことを後悔したもののもう数10キロ走っていたためこのまま進むことに決めた。

 

田舎道の交通事情はそこまでハードではなかった。むしろ信号がまったくないためかなり楽であった。右端を走っていればさほど危険ではないと感じた。

一番困ったのが食事で、どこもかしこも家族経営の飯屋しかないのでとても入りづらい。とりあえず軒先で鶏肉を焼いていた店に入って茹で鶏、焼き鶏、あと豚の血のゼリーの入ったつけ麺を食べた。鶏肉は美味しいが、なぜか骨ごとぶつ切りにされているので大変食べにくかった。また豚の血のゼリーはどうしても口に合わなかったので残してしまった。ごめんなさい。

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ハノイ郊外

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田舎の風景

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田舎の寺横にあった商店

結局タインホアのホテルについたのは18時で暗くなる直前であった。この日は4つ星ホテルに泊まり、ツイン1泊で4000円だった。

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Muong Thanh hotel

夜ご飯は友人がコメが食いたいというのでコムガーを食べた。コムは米、ガーは鶏肉の意味である。焼いた鶏にあまからのタレがかけてあり、米はココナッツ風味だった。ここも結構美味しかった。

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Còm Gà 36

しかし食べている最中に友人に異変が。どうも腹が痛いらしい。あとから聞いたところ盲腸の次に痛かったらしい。自分と友人で異なっているのは昼食の香草を使ったかどうかなので、おそらく昼食が良くなかったのだろう。結局このあと腹痛に翌日まで苦しめられることとなった。

 

続く...